のだめカンタービレ(アニメ)レビュー Lesson20| のだめカンタービレ アニメレビュー(ホーム) | のだめカンタービレ(アニメ)レビュー Lesson18


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

のだめカンタービレ(アニメ)レビュー Lesson19

アニメ「のだめカンタービレ」を文章で見たい!という方のために。


『』内=モノローグ
ナレ=ナレーション
字幕=字幕になっているもの(一部省略)

キャストについては、公式HPを参照のこと


<ヴェルトラウムホール>
ブラームス、交響曲第1番。
千秋の指揮で、演奏はクライマックスへ。

佐久間『なぜだろう…君は才能に溢れ、そんなに音楽への情熱を持っているのに。
なぜいつも絶望を背負っているんだろう。
なぜ…?』

千秋『さあ、歌おう。短調から長調へ。喜びのコラード!
悲劇から、希望と救済へ。歌え! 歓喜の歌を!』

客席ののだめの目からは、涙が……

演奏が終わり、静寂に包まれる会場内。

カイドゥーン「ブラボー!」

スタンディングオーベーションで、会場は拍手喝采。
のだめは客席で、膝を抱える…

先輩は ここに いるべき人では ない……

<ホールの外で>
由衣子「征子ママ」
その征子に、のだめが声をかける。
のだめ「あの」
由衣子「?」
のだめ「千秋先輩のお母さん…ですか」

<マンション・千秋の部屋>
ベランダでタバコを吸っている千秋。

千秋『相変わらずすごい湿気だな、この国の夏は。でも前より不快じゃなくなったな』

のだめ「先輩」
千秋「なんだ。飯なら鍋にポトフがあるぞ」
のだめ「知ってますけど、そうじゃなくて。今日は先輩にプレゼントがあるんです」
千秋「はあ?」

千秋はソファに座り、のだめはテーブルの上に小箱を。
のだめ「演奏会が大成功したご褒美です」
千秋「な、何で俺がお前に褒美なんか! どうせまたごろ太だろ!」
のだめ「まあ、そう言わずひと目」
のだめは千秋の前に、懐中時計をぶら下げる。
千秋「あ…」

千秋『この間の懐中時計…』

千秋「なに、それくれるの?」
千秋は手を伸ばすが。
のだめ「その前によく時計を見てください」
千秋「?」
のだめ「よーく見てください……だんだん瞼が重くなってきます。あなたは瞼が重くて重くて、目をつぶらずにはいられなくなります。はう……我慢できません…」

千秋はのだめの催眠術に、簡単にかかってしまう。
のだめは本を開いて続けていく。
のだめ「えと、次は……あ、あなたは今、ウィーンから日本へ行く飛行機の中にいます。あなたは12歳、横にはお母さん」

(回想)
征子「真一は全く覚えてないって言うんだけど、実はあの飛行機事故の時、一人だけ亡くなった方が……」

のだめ「あなたの、右隣にいた人は?」
千秋「……音楽好きの、おじいさん」
のだめ「!」
千秋「ヴィエラ先生の、コンサートのパンフレットを持っていた。隣にいる奥さんに、また来年も行こうって、楽しそうに、何度も……なのに」

(千秋の記憶)
飛行機内。
乗務員「皆様どうか落ち着いて! 落ち着いてください! まもなく着陸します! シートベルトをして頭を下に!」
その時、千秋少年は床に落ちた薬瓶を目撃する。
それは遠くへと転がって行って。
夫人「あなた! どうしたの! あなた!」
千秋「!!」
夫人「薬はどこ!」
その薬は、床を転がって……
千秋は手を伸ばしてそれを取ろうとするが。
征子「真一!」

千秋「取ることができなかった…僕だけが知っていたのに…」
その頬に、一筋の涙。

老人『また来年行こう…ウィーンへ。二人で一緒に』

のだめは、千秋の手に懐中時計を握らせて。
のだめ「先輩のせいじゃないですよ。
先輩は子供で、じゃなくても、きっと誰にも、どうにもできなかったんです。
今なら、きっと分かるはず。もう、いいんですよ。大丈夫。
先輩はもう、飛行機乗れます。試してみてください」

この人は、ヨーロッパへ、行くべきなのだ。

のだめ「神様が呼んでるから、行かなきゃ」

部屋の電気を消し、静かに千秋の部屋を出ていくのだめ。

のだめ『タイマーが鳴ったら、目を開けてください。
目を開けると、目を閉じていた時体験したことや、話していたことは、全て忘れてしまいます』

千秋「……!」
目が覚めると、のだめはいなくて。
自分の左手に、あの懐中時計が握られていた。

ソファに座ったまま、ぼんやりと外を眺める千秋。

何かが、変わっていた。

<裏軒>
大きな拍手。大成功だった演奏会。
三木は、千秋と握手をして…

その余韻に、すっかりひたっている三木。
峰「まだほうけてんのか? 清良」
三木「え」
峰「何だ、その手は」
自分の手が、千秋と握手した時の状態になっている…
やり場のない手を、ごまかすかのように握ったり開いたりするが。
峰「さっさと再演の日程決めないと」
三木「再演?」
峰「また練習しなきゃだし、いろいろ忙しいんだぜ」
三木「再演て、本当にできるの?」
峰は新聞をかざして。
峰「当ったり前だ! ほら、見ろよ新聞! あの気難しい大川先生の連載で、取り上げられてるんだぜ! 大好評なんだ、俺たちのオケ! 佐久間学からも、再演しろ!てガンガン電話来てるしさあ!」
峰父「いやあ、結構儲かっちゃったから、やらなきゃ」
峰「永遠に続くオーケストラ。俺の予定通りの第一歩。次もいけるよな、清良」
三木「…う、うん……」
峰「よーし親父! 早速みんなに連絡だー!」

連絡が回る。
黒木「再演? いいよ。やるよ、もちろん」

菊池「いいけど、今度はチェロコンチェルトをやらせてよ」
(ちなみに、三人の女たちと会議中……)

<マンション・千秋の部屋>
電話が鳴るが、千秋はいない。

<裏軒>
峰「くっそー、千秋の奴また出ねぇ」
三木「携帯にはかけたの?」
峰「電源切ってやんだよ。何やってんだあいつ」
三木「どこかに行ってるのかしら」

<その頃千秋は>
巨大な飛行機が、頭上を飛んでいく……

千秋『なんで…なんで俺はこんなところにいるんだ』

空港にいた。
俊彦「真兄、本当に乗れるの? 飛行機」

のだめ『先輩はもう、飛行機乗れます。試してみてください』

なんだか分からないが、自分は飛行機に乗ろうとしている。

俊彦「だいたいなんで僕が付き合わなきゃいけないんだよ。やだよ、真兄と飛行機なんて不吉すぎるよ」
千秋「ああ、だから、由衣子を連れて行くわけにはいかないだろ」
俊彦「僕はいいのかよ!」
その時。
アナウンス「札幌行き、733便にご搭乗のお客様は、8番ゲートに…」
俊彦「搭乗、始まっちゃった…」

のだめ『試してみてください』

搭乗口で。
俊彦「いや、あの、気にしないで」
俊彦にしがみついたまま震えている千秋。
俊彦「一人で歩けよ、気持ち悪いよ。しかもなんで北海道なんだよ! どうせならヨーロッパに行っちゃえばいいのに!」

のだめ『まずは、北海道なんてどうですか?』

席に座っても、俊彦にしがみついたまま震えている千秋。
俊彦「大丈夫? 真兄…昔突然泣き叫んで飛行機から降りたって聞いたけど…」

のだめ『大丈夫ですよ』

千秋「…!」

気がつくと、飛行機はすでに動き出していて。
青い空を、舞い上がっていった。

<三善邸>
由衣子「真兄ちゃま、飛行機乗れたのかな。俊兄だけじゃ心配。押さえつける人とか、黙らせる人連れてったほうが良かったんじゃないのかな」
征子「大丈夫よ。初めて真一が自分から行くって言い出したんだから。きっともう、大丈夫なのよ」
携帯の写真には、のだめの複雑そうな顔。

<千秋が飛んできた場所は>
蝉が鳴く公園のベンチで、ぼんやりと空を仰いでいる千秋。

千秋『あの空を、飛んだのか…海外へ行ける。俺はもう、どこへでも行ける』

俊彦「おめでとう、真兄。ちゃんと乗れたじゃん」
いまだに信じられない様子の千秋。
俊彦「どうする? すぐ帰って祝杯でも挙げる? それともせっかくだから一泊して、観光でもして行く?」
(字幕 俊彦←北海道は初めて)
千秋「……カニ」
俊彦「え」
千秋「カニ買って帰ろう。カニ、カニはどこで売ってるんだ」
俊彦「はあ!?」

のだめ『のだめに、カニをたくさん買って来てくださいね』

そして、カニやらなにやらを買い捲る千秋。
千秋「おりゃー!」
店員「ありがとよ!」

のだめ『ウニなんかもいいですね。お土産いっぱい買ってきてください』

のだめの催眠術にしっかり操られて、千秋は東京へ。

<マンション>
山のような土産を持って帰ってきた千秋。
玄関の前に、植木が置かれていて。
千秋「え」
のだめからの置手紙も。

千秋先輩へ
しばらくするにするので
この子をよろしくおねがいします。
LOVE
のだめ

千秋「…のだめ?」

<のだめはというと>

のだめ『聞こえます…先輩と私の、恋の序曲…』

のだめは江藤の家で合宿中だった。

江藤「また寝てんのか! 朝飯しこたま食っといて起きんかいこら!」
のだめ「なんでしたっけ」
江藤「一次予選の曲、シューベルトとベートーベンどっちがええゆうとんのや!」
のだめ「ああそでした、コンクルの曲でしたね」
のだめはシューベルトの楽譜を手に。
のだめ「これにします。シューマン」
江藤「シューベルトやろ!」
のだめ「あれ、ほんとだ」
江藤「お前ほんまにやる気あるんか!」
のだめ「やる気まんまんです! ちゃんと予習もしたんです。早速弾きますよ」
江藤「え」

ピアノを弾き始めるのだめ。

江藤『驚いた、ほんまに勉強しとったんか…しかし、信じられへん』

そう、のだめはなんと。

(回想)
のだめ「コンクル出ます! よろしくお願いしますっ!」

江藤『こいつが自分からそうゆうて来てくれたんは嬉しかったが、なぜ急に…』

満足そうに弾き終えたのだめ。
江藤「ふう…て、めちゃくちゃやんけ」
のだめ「どうですか、優勝できますか?」

江藤、ムンクの叫び…!

江藤「お、お前、1位取るつもりなんか?」
のだめ「はい、そうですけど」
江藤「けどってお前! ついこないだまでまともなレッスン受けてけえへんかった奴が、いきなり1位なんかとれるか! コンクールはそんなに甘ない! 特にお前は準備期間も少ないし、今回は来年に向けた一つの貴重な経験として、わしゃ…」
のだめ「来年じゃ遅いんですよ」
江藤「え」
のだめ「負けるために、コンクルに出る人なんているんですか? 特に、このマラドーナ・ピアノコンクルは、賞金が何と200万円も出るんですよ! しかも1位になると、留学の資金援助もしてくれるんです!」
江藤「お前、まさか、そんな理由で…」

そんなやりとりの間に。
千秋は江藤の家を、塀越しに見ていた。
(両手と背中には大量のお土産)←宅急便で送れヨ

千秋『まさか…本当にのだめがハリセンの家にいるとは…』

のだめの行方は、裏軒で聞いたのだが。
峰父「ああ、のだめちゃんなら」
(ちなみに、ここにもちゃんとお土産を買ってきたらしい)

千秋「どういうことだ?」
その時。
「あら~? 千秋君?」
千秋「……」
「あー! やっぱり千秋君! きゃー! 久しぶり~!」
現れたのはハリセン妻、かおり。
千秋「か、かおりさん……相変わらず、お元気そうで」
かおり「どうしたの? またうちの人の弟子になりに来たの?」
千秋「いえ、決して…」
かおり「あら、なにそれ。お土産?」
千秋「あ、これ…はい、ちょっと北海道へ行ってきたんで。お土産です。今晩皆で食べてください」
かおりにお土産を持たせるが。
かおり「えちょ、ちょっと……」
重くて座り込んでしまう。
かおり「うちに寄ってってよ、千秋君。別に覗かなくても」
千秋「先生、また合宿レッスンやってるんですか」
かおり「ああ、そうなのよ。久々に燃えちゃってるみたい、あの人。あの生徒さん、今度のマラドーナ・コンクールに出るみたいで」
千秋「え?」
かおり「それまで、うちで住み込みで特訓らしいのよ。すごいわよねぇ。よっぽど優秀な生徒さんなのかしら」

千秋『のだめがコンクール?』

かおり「あら、この曲、シューベルトのソナタね。でも、なんか変わったシュートベルトね」
千秋も聞こえてくる演奏を聞いているが、やはりそこはのだめで。
かおり「怒られてる怒られてる。本人もピアノも、変わってるみたいね」

千秋『無茶だ。あいつはコンクール向きの演奏者じゃない。
確かに、あいつの音も、テクニックもすごいけど、ハリセンの気持ちも分かるけど。
ハリセンにあいつの欠点が直せるのか?』

かおり「千秋君のお陰だわ」
千秋「え」
かおり「ほら、あのだっさいハリセン持ってないでしょう。やっとやめてくれたのよ。あの人、千秋君に振られてから随分落ち込んで、それからかなり変わったのよ。やっと、お洒落に目覚めてくれたのね」

千秋『かおりさん…それはちょっと…』

千秋「俺、帰ります」
かおり「ええー! 寄って行きなさいよ。あの人、絶対喜ぶわよ」
千秋「いや、邪魔したくないんで」

千秋『やってみなければ分からない。
何より、のだめが本気でピアノをやる気になったのなら、ハリセンに任すのも、いいかもしれない』

のだめの演奏を見ながら。
江藤『このリストすごい…シューベルト、ぼろぼろやったのに…
もしかしたら、間に合うかもしれへん』

かおり「耕造さん、のだめちゃん、ご飯ですよ~♪」
テーブルに並べられているのは。
江藤「おおおー! なんやこら! カニ!? どないしたんやこんなに!」
かおり「おほほほほ! とっても素敵な男の子が私にって」
江藤「はあ!?」
かおり「嘘うそ。千秋君よ。千秋君が持ってきてくれたの」
江藤「…はああ!?」

それは、千秋が、飛行機に乗れたという証拠だった。
のだめは千秋が、海外へ行けることを確信する。

嬉しくて、切なくて、辛くて、でも喜ぶべきことで。

江藤「ふん、彼女への差し入れか」
かおり「え? 彼女?」
江藤「意外な男やな。あいつもこの先、どないすんのやろ」

そのころ三善邸では「祝★飛翔」というわけで。
千秋飛行機恐怖症克服祝賀パーティーが催されていた……

<次回予告>
のだめ「温泉饅頭!」
千秋「お主も悪よのう」



この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

サイト目次

のだめカンタービレOVA 感想
のだめと千秋の海物語

のだめカンタービレフィナーレ 感想
Lecon11
Lecon10
Lecon9
Lecon8
Lecon7
Lecon6
Lecon5
Lecon4
Lecon3
Lecon2
Lecon1

のだめカンタービレ巴里編 感想
Lesson11
Lesson10
Lesson9
Lesson8
Lesson7
Lesson6
Lesson5
Lesson4
Lesson3
Lesson2
Lesson1

のだめカンタービレ 感想
Lesson23
Lesson22
Lesson21
Lesson20
Lesson19
Lesson18
Lesson17
Lesson16
Lesson15
Lesson14
Lesson13
Lesson12
Lesson11
Lesson10
Lesson9
Lesson8
Lesson7
Lesson6
Lesson5
Lesson4
Lesson3
Lesson2
Lesson1

のだめカンタービレ(アニメ第1期) 終了記念ランキング!
<まとめ編>
<番外編>
<その他のキャラ編>
<千秋編>
<のだめ編>

のだめカンタービレ
のだめカンタービレ(アニメ) 2009年大晦日に一挙放送!
のだめカンタービレ最新22巻(DVD(OVA)付き初回限定版)が発売
アニメ「のだめカンタービレ巴里編」サウンドトラック 絶賛視聴中!
のだめカンタービレ巴里編 2008年10月放送開始!
のだめカンタービレ(アニメ)のサントラ ただいま絶賛中!
のだめカンタービレ(アニメ) ただいま考察中

のだめオーケストラジオ
第1回
Webラジオがスタート

のだめカンタービレの音楽会
のだめガラ編
桃ケ丘編


のだめカンタービレ(アニメ)レビュー Lesson20| のだめカンタービレ アニメレビュー(ホーム) | のだめカンタービレ(アニメ)レビュー Lesson18
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。