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のだめカンタービレ(アニメ)レビュー Lesson14

アニメ「のだめカンタービレ」を文章で見たい!という方のために。


『』内=モノローグ
ナレ=ナレーション
字幕=字幕になっているもの(一部省略)

キャストについては、公式HPを参照のこと


携帯の着信音が鳴る。
(ベートーベン交響曲第3番)
寝ていたのだめが、もそもそと動いて。
のだめ「ん~…ベトベン…」
(ピッ)
のだめ「もしもし?」
電話「え、あれ?」
のだめ「はい~?」
電話「あ、彩子ちゃんかい?」
のだめ「あ~…のだめです」
電話「あ、これは…真一の携帯じゃ…」
のだめ「ほぁぁぁ…真一君、いますいます。真一君、電話。起きて、起きてください」
千秋「~~…」
電話を取って。
千秋「誰?」
電話「真一か?」
千秋「!」
電話「今すぐ帰ってきなさい」
千秋「竹叔父さん」
電話「そこにいる彼女も連れて今すぐ。これは命令だ。分かったな」
(ブチ・ツーツーツー)
のだめ「電話、誰からですか」
千秋は自分の居場所に驚く。
千秋「な、なんで俺、お前の部屋に」
のだめ「え~覚えてないんですかぁ? 卒業飲み会のあと、千秋先輩こたつで飲むー!て家に来て、ずっと飲んで歌って(思い出している)ぷー! それからワルツも踊りました。あれ、また朝?」
(そう言えば先週は夜明けのワルツで終わったんですな)

千秋『なんてことだ…』

そこは、こたつのあるごみための、のだめの部屋だった。

<タクシーの中>

千秋『そろそろ連絡が来るとは思っていたけど…まさかこんなタイミングで…』

のだめ「千秋先輩、のだめ、こんなんでいいですか?」
(まるでおかめのような化粧)
千秋「なっ…なんだそれは」
のだめ「小顔メークです。先輩の実家に行くんだから、ちゃんとしないと」
千秋「どこがちゃんとだ!」
のだめ「先輩のご両親に気に入ってもらえますかねぇ」

千秋『どうしてこいつまで連れていかなきゃいけないんだ…絶対誤解してる』
(のだめは千秋の婚約者!?)

千秋「化粧は落とせ、頼むから。それから、うちの両親、離婚してるから」
のだめ「え…?」
千秋「これから行くのは母の実家。俺の叔父さんち。俺が12歳の時から世話になってる、三善家」

<三善家に到着>
大邸宅にびっくりののだめ。
のだめ「ここが…千秋先輩の……」
千秋「ああ」

その時、玄関から一人の少女が出てきて。
由衣子「お帰りなさーい! 真兄ちゃま」
千秋「由衣子」
のだめ「ちゃまぁ!?」
千秋に飛びつく由衣子。
由衣子「真兄ちゃま、会いたかった」
千秋「また大きくなったな、由衣子」
その由衣子が千秋に気づかれないように、怪しげな視線をのだめに向けて。
由衣子「そりゃ1年ぶりですもの。真兄ちゃまもますます素敵になったわ」
真一と共に家に向かいながら。
由衣子「さ、行きましょ。みんな居間で待ってるわよ」
といいつつ、のだめに「カエレカエレ」のジェスチャー…
のだめ「あ、千秋せんぱ…」
無常にも、玄関のドアが閉まる…

三善邸の居間。
竹彦「全くお前は、ちっとも連絡をよこさないで、しかも私に何の相談もなく進路を決めて、誰のお陰で君は優雅に音楽の勉強などしていられると思っているんだい?」
千秋「叔父さんです。すいませんでした」
ふてぶてしい態度の千秋。
由衣子「真兄なんか偉そう…」
俊彦「どうでもいいけど真兄、その人、真兄の彼女じゃないの」

窓の外には、真っ白になっているのだめが…(BGMは恐怖の絶叫)

俊彦「真兄、趣味変わったね」
由衣子「変わりすぎよー!」
(竹彦叔父さんはドン引きです)
竹彦「彩子ちゃんはどうした彩子ちゃんは」
千秋「誤解だ!」
竹彦「何が誤解だ」

窓の外で一人寂しく座っているのだめ。そののだめに。
家政婦「あの」
のだめ「?」
家政婦→坂田「どうぞ中へ」
のだめは何を勘違いしたのか。
のだめ「はじめまして、私、野田恵といいます。真一さんにはいつもご飯をいただいたり、いろいろとお世話になってます」
坂田「私は家政婦です」

居間では。
竹彦「私は真一と話があるから」
俊彦「僕は勉強があるから」
竹彦・俊彦「ごゆっくり」
のだめ「…ごゆっくり…?」
居間に取り残されたのは、のだめと、めちゃくちゃ偉そうな態度でソファに座っている由衣子。

部屋に向かう俊彦に。
千秋「俊彦、あとで一緒にバイオリン弾くか。俺伴奏してやるぞ」
俊彦「……いいよ。僕バイオリンやめたし」
千秋「え? なんで」
俊彦「なんでって、別に…弾きたくないから弾かないだけだよ」

廊下を歩きながら。
竹彦「そうか……だが、みんながみんなお前のように音楽好きとは限らない」
千秋「ええ…」

千秋『あんなに大好きだったのに……バイオリン』

千秋「いつも僕にまとわりついて…」
竹彦「それは、お前が大好きだったんだよ」
千秋「じゃ、俺が嫌われたって事ですか」
竹彦「難しい年頃なんだ。放っておけ。それでもあいつは最近、随分と勉強頑張ってるんだ。やっと我が三善グループの跡継ぎだという自覚が出てきたんだろう。ま、成績は10番以内にやっと入ったくらいで、まだまだだけどな」
千秋「名門校で10番以内なら、十分じゃないですか」
竹彦「私はいつも1番だった」

千秋『この人は…』

竹彦「それより今日はお前だ」
千秋「え……そういや、母さんと千春叔母さんは」
竹彦「征子は文化事業部の仕事で海外、千春は便乗して遊びに行ってるよ」
竹彦はドアをノックする。すると中から「Ja(ヤー)」という返事があって。
千秋「まさか」
竹彦「わかっているようだな」
竹彦がドアを開けると。
竹彦「では紹介しよう。世界的に有名な、催眠療法のカウンセラー、ドクトル、ギャート・フィッシャーだ」
フィッシャー「グーテンターク(こんにちは)」
千秋「またか…やっぱり」

居間では。
お茶を持ってきた坂田が目にしたのは。
のだめ「むっきゃー! メリーゴーランドー!」
(由衣子の足を持ってぶんぶん振り回しているのだめ)

坂田『すごい…あっという間に友達になってる。あの気難しい由衣子ちゃんが、あんなに笑って』

その時、のだめは由衣子をふり回していた手を離してしまう。
由衣子は勢いに乗って花瓶を割り、のだめも反動でお皿を割る。

坂田「ひぃぃぃーーー!」

一方、カーテンを引いた部屋にいる千秋。
千秋「ベッドに横にならなくていいんですか?」
フィッシャー「いいよそのままで。リラックスできるなら」
千秋「できます」
フィッシャー「…なんだか、随分慣れてるね」
千秋「催眠療法は、これで3度目ですから」
フィッシャー「そんなに…」
千秋「かからなかったんです、催眠に」

千秋『それで前回は霊媒師、その前は加持祈祷……母さんがいないとすぐこれだ』

フィッシャー「催眠術は、魔法でも超能力でもないからね。うまく行く時もあれば行かない時もある。万能じゃない」
千秋「先生、僕と同じ症状の人、治したことある?」
フィッシャー「あるよ。飛行機船舶恐怖症。二人だけだけど」
千秋「そんなに…」
フィッシャー「君の話も、聞かせてくれるかい?」
催眠術が始まる。
フィッシャー「君は今、大学に通ってるね。どうだい、学生生活は」
千秋は小さく笑って。

千秋「むちゃくちゃですよ。
最近というかこの1年半、僕おかしな女に付きまとわれてて。
そいつ本当に先生にみてもらいたいほど変な奴なんですけど。
僕の部屋の隣に住んでて、いつも部屋はゴミ箱状態で、
本人も時々異臭を放つんですけど、なんなんですかねぇあれ。
女のクセに風呂嫌いだし、何日も同じ服着るし。
いくらズボラでも、好きな男の前でぐらい自分を飾れというか。
今日なんか最悪ですよ。そんな女を彼女だと誤解されて連れて来させられて……」

ふと、考える。

千秋『なんで連れてきたんだ、俺……そんな命令、無視すりゃいいのに』

沈黙。
千秋「…聞いてます?」

フィッシャー『全然かかってない…』

竹彦の部屋。
竹彦「やっぱりだめだったか…」
千秋「だから僕には催眠療法は合ってないって」
竹彦「だった何が合うんだ、教えろ」
千秋はおかれている写真を眺めて。
竹彦「(ため息)…はっきり言おう。もう音楽なんかやめたらどうだ」
千秋「は?」
竹彦「いくらお前に才能があっても、日本から出られないんじゃしょうがないだろう。世界に出ないと」
千秋「日本でだって音楽は出来ます」
竹彦「クラシックの本場は向こうだ。日本で評価されたところで世界で評価されなければ、頂点には立てない」
千秋「…頂点て…」

千秋『俺も前までそう思ってた…でも今は…』

千秋「俺はまだ、日本でだってなにも…!」
竹彦「その情熱をうちの会社に」
その時、窓ガラスが割れて、一つのボールが飛び込んでくる。

散らばるガラスの破片の中を転がるボールに、千秋の脳裏に蘇る、記憶の破片。

竹彦「誰だー!」

由衣子「はい」
のだめ「え?」
(バットをのだめに渡す由衣子)
のだめ「の、のだめです…」

庭に降りてきた千秋。そのボールをのだめに当て返して。
のだめ「ぎゃぼ!」
千秋「子供かお前は! 普通こっちから打ったらあっちに球が行くことくらい分かるだろう!」
のだめ「ご、ごめんなさい…」
千秋「それでも成人か。それになんだ、その怪我。由衣子にいったい何をした」
のだめ「…ノックとか…」
由衣子「ジャンプ大会…ラージヒル?」
千秋「は?」
その時、居間のほうから竹彦の声が。
竹彦「あー! 古伊万里が! 備前が! マイセンがー!」
千秋はのだめの手をとって。
千秋「帰るぞのだめ」
のだめ「え」
千秋「えじゃない! これ以上ここにいられるか!」
取り残された由衣子。みるみるその目に涙が溢れる。
由衣子「やだ帰んないで! 真兄ちゃま! のだめちゃん! 行っちゃやだ!」
大泣きしている由衣子。

千秋『どうして……どうしてこの家……こんな家じゃ、なかったのに』

(俊彦の回想)
祖父「真一、サンサーンスは弾けるかい?」

俊彦『この家には、いつも音楽が溢れていた。
金色の音を奏でる真兄。音楽が大好きなおじいちゃんの自慢だった真兄。
僕は真兄になりたかった。
子供って、大きくなれば宇宙人になれるとか平気で思うんだ』
(回想終わり)

鏡に映る自分の割れたあごを見ながら。
(ここは俊彦の部屋)
俊彦「またあごが割れてきた」
そのとき。
のだめ「俊彦坊ちゃま」
俊彦「!!」
のだめ「ご飯の用意できましたよ」
俊彦「ノ、ノックくらいしろよ!」
のだめ「しましたけど、俊君あごに夢中で…」
俊彦「帰ったんじゃなかったのか?」
のだめ「お皿や花瓶を割っちゃったお詫びに夕食を作ったんですよ。食べてください」
(字幕:労働払い)
俊彦「分かったから出てけよ。僕も行くから」
その時、のだめは俊彦の机のパソコンに近寄って。
のだめ「ほぉぉ、すごいですね、でっかいモニター……」
そのフォントは。
のだめ「これってみそ字」
俊彦「見るなって!」
のだめをつかんで走りだす…

階段を降りながら。
俊彦「信じられないよ。あんたって本当に真兄の彼女なの? 無神経だし、色気ないし、どういう趣味なんだ」
のだめ、ちょっと凹むが。
のだめ「俊彦君て、コンピュータが趣味なんですか?」
俊彦「趣味って…今どきやってないほうがおかしいだろ。うちの会社だって、今はIT関連がメインだし、父さんだってもともとそっちが専門なんだ。僕だって……相変わらずクラシックなのは、真兄とこの家くらいさ」

食堂。
竹彦「食事を作ってくれるのはいい……それはいいんだが…」
テーブルにあるのは、鍋。
竹彦「春なのに水炊き」
坂田「のだめさんは鍋は失敗したことがないからと」
俊彦「どこが料理なんだよ」
のだめ「さあさあどんどん食べてください。おにぎりも失敗したことないんです」
(手に持っているのは山盛りのおにぎりの皿)
俊彦は遠い鍋に向かって。
俊彦「取りづらいよ! いつもの一人用の土鍋を出してよ」
坂田「のだめさんが、鍋はみんなでつつくものと」
由衣子「ね、お父さんとって。由衣子お豆腐としらたき」
竹彦「あ、ああ、取ってあげるよ~。豆腐にしらたきな。あ、俊彦もとってやるぞ。何がいい?」
そしてしみじみと。
竹彦「なんだか久しぶりだなぁ…こうしてみんなでわいわい食事するのも。私も忙しくて、留守がちだったし…」
俊彦「お母さん家出してんのにのんきだね」
竹彦「(ぱくり)…お! このカニ肉団子おいしいな! どこで買ったの? まさか君が作ったんじゃないよね」
のだめ「…_| ̄|○|||…」
坂田「真一さんが作ったんですよ。見るに見かねて」
千秋「千代さん…言わないでって…」
竹彦「ああ……真一、お前は本当に何をやらせても人並み以上のことをする。勉強もそうだったし、ダンスもそうだった」
千秋「(つまる)」
竹彦「やっぱり音楽なんてやめて、うちの会社に入らんか」
千秋「!」
竹彦「お前ならきっとすぐ私の右腕に…」
千秋は箸を置いて。
千秋「僕から音楽を抜いたら、何も残らないですよ。そんな器用な人間じゃないです。それに僕、これから新しいオーケストラを作るつもりで、ちゃんとやることも目標も持ってますから」
竹彦「新しいオーケストラ? 何だそれは。個人で作るのか?」
千秋「優秀なメンバーを集めて演奏会をやります」
竹彦「スポンサーは」
千秋「今はいませんけど、なんとかします。まだすべてこれからですけど」
竹彦「はっ。アマチュア楽団ってわけか。そんなことをやってどうする。よっぽど指揮者のコンクールにでも出たほうがいいじゃないか。お前はプロになりたくないのか!」
千秋「なりますよいつか!」
俊彦「いつかっていつだよ」
俊彦が口を挟む。
俊彦「真兄、セヴァスチャーノ・ヴィエラって人の弟子なんだろ。いつその人に会えるんだよ。飛行機にも船にも乗れないくせに!」

のだめ『…乗れない…』
千秋『…バレた…!』

俊彦「お父さんの言うとおりうちの会社に入ればいいんだよ。真兄だったら何でも出来るよ。僕と違って頭もいいし器用だし、そのカリスマ性、跡継ぎにぴったりだよ」
竹彦「俊彦」
俊彦「真兄は知らないだろうけど、昔真兄を薬で眠らせて海外へ運ぶプロジェクトがあったんだ」
竹彦「やめろ俊彦」
俊彦「でも真兄を乗せた車は玉突き事故に巻き込まれるし、乗せるはずだった飛行機は離陸した後故障で空港に戻ってきてるし。もう絶対のろわれてるよ、真兄」
竹彦「俊彦!」
俊彦はのだめが作ったおにぎりに箸を突き刺して。
俊彦「真兄を三善の人間にしたいなら、気なんか遣わずに言ってやったほうがいいんだよ!」
そのまま席を立つ俊彦。
俊彦「ごちそうさま」
険悪な雰囲気に泣き出す由衣子。

俊彦『僕には何の気も遣わないくせに、みんな僕を無視するんだ。
お祖父ちゃんも、お父さんも、僕は真兄と比べられもしない』

夜。由衣子の部屋。
由衣子「のだめちゃん、一緒に寝てね。帰らないでね」
のだめ「大丈夫ですよ。お泊りの許可が出ましたから。それにもう帰れないし」
由衣子はのだめに抱きつく。
由衣子「ありがとう」
のだめ「お風呂も一緒に入りましょうか。今日はたくさん遊んだから」
由衣子「……のだめちゃん」
のだめ「へ?」
由衣子「お母さん、帰ってくるよね……離婚じゃ、ないよね」
のだめ「…!」
由衣子「お母さん言ってた。この家はおじいちゃんがいなくなってから、空気がどよんでるって」
(字幕:×どよんで ○よどんで)
由衣子「息が詰まるって」
のだめ「なら、ちょっと息抜きに遊びに行ってるだけですよ。のだめも、自分の部屋にずっといると息が詰まるから、よく家出しますよ。真兄ちゃまの部屋に」
(なんかちょっと意味が違うぞ)
由衣子「ええ? ずるい~」

夜中。

割れる破片。
転がる薬の瓶。
つかもうとしてもつかめない。

いきなり飛び起きる千秋。

千秋「悪夢…最近見てなかったのに……しかもなんだあれ…初めて見る…人間?」

脳裏を横切る従弟の言葉。
俊彦「絶対呪われてるよ真兄」

千秋『あいつがあんなこと言うから…くそっ』

由衣子と同じベッドで寝ているのだめ。
聞こえてきたのはオペラ。

とある部屋の真ん中で、椅子に座って静かに聞いている千秋。

(回想)
祖父「どうした千秋。また怖い夢を見たのか。じゃ、一緒にレコードを聴こうか」

いきなり部屋に現れたのだめ。
のだめ「マタイ受難曲、バッハですね。珍しいですね、千秋先輩が歌を聞く…」
千秋「なっ! 何だその格好は!」
のだめ「ああこれ。先輩のお母さんのネグリジェだそうです。お姫様みたいですよね」
(というか、寒くないのかな)
千秋「 ̄■ ̄;||||」
のだめ「それにしてもすごいですね。このオーディオルーム。レコードがいっぱい。楽譜もすごい」
千秋「死んだ祖父さんの部屋だよ。祖父さんは無類の音楽好きで、趣味でチェロなんかも弾いてたから」
のだめ「ふぉぉチェロ。じゃ千秋先輩と演奏とかしたんですか?」
千秋「しょっちゅうだよ。昔は祖父さんが親しくしている演奏家とかがよく集まって、この家のサロンで、演奏会とかやってたんだ」
のだめ「サロン?」
千秋「ま、昔って言っても、つい5年前までの話だけど」

千秋『この家には、いつも音楽が流れてた』

千秋「うわ、Heifetzの60枚組CD。持って帰ろかな」
のだめ「むきゃ、ミルヒのレコードが……若いです」
のだめはCDを手にして。
のだめ「あ、フランク。このバイオリンソナタ、この間真紀ちゃんが伴奏した曲だ」
千秋「ああ。峰が試験でやった」
のだめ「ピアノもかっこいいんですよねこれ」
突然。
のだめ「先輩、このうちピアノありますよね」
千秋「え」
のだめ「バイオリンも…?」
千秋「ある…けど」
ハァハァ言っているのだめ。

千秋『本気か…』

千秋「ちょっと待て。どうせやるならこの曲がいい」
のだめ「へ?……ぎゃぼ」
千秋にCDを渡されて。
のだめ「のだめ知りませんよ、この曲」
千秋「楽譜もあるけど、聞けばいいだろ? お前の場合」
のだめは今一度CDを見て。
のだめ「エルガー…?」

明け方。
竹彦「何だこんな時間に! 時差を考えろ! 日本はいま朝の5時だぞ! 大体そんな重要な話なんで今更! どうして事前に報告しないんだ! 何!? お前はプレジデントか! ふざけるな!」
と叫んで電話を切る竹彦。
竹彦「たく、どいつもこいつも私を甘く見やがって。古いんだよ先代チームはいつまでも。くそっ…50じゃまだ若いのか…」

(回想)
祖父「今どきとか頂点とか、お前はいつも前しか見ない。たまには後ろを振り返ってみろ。大事なものを忘れてないか?」

隣のベッドには、誰も寝ていない。

サロンから聞こえてくる、バイオリンとピアノ。

確実に、それは三善家の人々の耳に届いて。


次回予告
のだめ「お待ちかね。もじゃもじゃ組曲発表です」
千秋「俺は待ってねぇ!」




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