のだめカンタービレ(アニメ) ただいま考察中
のだめカンタービレ(アニメ)、Lesson11までレビューが終わりましたが。
大変だったけど、結構面白かったです。
最後まで出来るかな?
レビューしながら、のだめカンタービレがなぜこんなに人気があるのか、考えていました。
勝手に考えるに。
●クラシックという特異(?)なジャンルに真正面から取り組んでいる
徹底的な取材をベースに、一見難しそうに思えるような内容でも、ギャグと濃いキャラクターの言動でとっつきやすくし、かつ大事なところは忘れない。
Lesson1で、のだめと千秋が連弾をするシーン。
千秋の回想が入りながらも、2分強のシーンはなかなか聞き応え&見ごたえがある。
選曲もよい。
Lesson11で、千秋がラフマニノフを演奏しているシーン。
視聴者によっては、演奏シーンがやたらに長いと思ったかもしれない。
でもあれは、あれくらい(あるいはもっと長く)しないと、千秋の演奏がいかに魅力溢れるものになったのかを視聴者に伝えることが出来なかっただろう。
できれば第一楽章をそのまんま最後まで見せて欲しかった。
●キャラのぶっとび具合
のだめやシュトレーゼマンなどは特に強烈だ。
おかげでクラシックに全く興味がない人でも、意外にすんなりと見られる(と思う)。
逆に千秋のような人(日本人は特に)は意外に多くみられる。
この対象が面白い。
クラシックは真面目でお堅い人がやるものとは決して限らない…という印象を与えている(と思うんだけど)のも、一つのポイントだと思う。
(これは原作の力が大きいかしら)
●演奏シーンにこだわりがある
CGを駆使して、ピアノを弾くところ、バイオリンを弾くところ、ホルン、フルート、クラリネット、チェロ…
それぞれの演奏の映像が、ちゃんと音と合っている。
短いシーンばかりだが、それでも臨場感は伝わってくる。
のだめの悲愴。
千秋とのだめの2台のピアノのためのソナタ。
のだめのピアニカラプソディ・イン・ブルー。
千秋のラフマニノフ。
出来れば、千秋やシュトレーゼマンの指揮ももうちょっとリアルになると、さらに迫力が出るだろう。
●まるで生演奏を聴いて(見て)いる錯覚
一番大きいのはこれだと思う。
演奏シーンにこだわりがある分、電波を通して聞こえてくるとはいえ、まるで自分がそこにいて実際に演奏を見て聴いているような錯覚に陥らせる。
そして、「ぜひ生で聴いてみたい」と思わせる。
だからCDが売れ、コンサートが大盛況になるのだろう。
漫画は、本を開いても音は聞こえてこない。
読者が自分で想像するしかない。
でもアニメは単刀直入に耳に響く。
しかも、アニメは出来るだけ原作に忠実な作画にしようとする(実写は原作の絵とギャップが大きい)から、なおさら人気があるのだと思う。
アニメでここまで思わせるのは珍しいのではないかしら。
…ま、あとは役者がうまい。
関智一氏は最近特に売れっ子だし、シュトレーゼマン役の小川真司氏もハマってると思う。
のだめ役の川澄綾子さんも、すんなりと受け入れられた。
23話で終わるのがもったいないというかなんというか…
まさか映画化とかしないよね。
もし映画化するなら実写ではなくもちろんアニメで!!
なんだか偉そうにつらつら書いてますが。
ただの戯れ言と思って笑って流してやってください。
最後まで楽しんで見たいと思います。
レビューも遅れながら頑張ってやってみます。
そいでわまた★
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